どんな形で農業やってたの?2
はいはいはい、
(。・ω・)ノ゙ コンバンワデス
この前はイチジクの苗木を植えたところから
脱線して、人の繋がりに行っちゃいましたね(笑)
今回は脱線して行かないようにしなきゃ(;´∀`)
まぁとりあえず120本、植えました!(笑)
でも植えたし部会にも入ったんですけど
収穫は2年後?3年後?なのです。。。
じゃーそれまでどうするのー?
植えた限りは
水もやらなきゃいけないし
肥料もいるし
草も刈らなきゃいけないし
でもそれまでにじいさんが
畑の管理をシッカリしてくれてたおかげで
肥料はそんなに入れなくても
木は立派に大きく育ちました!
でもイチジクって変な植物で
毎年せっかく大きく伸びた枝を冬には切っちゃうんです(笑)
どこから?
新しく生えた根元から!(笑)
でも、あくまでも今年出た芽(枝)だけなんです!
間違っても去年より以前の部分を切っちゃうと
もうそのへんからは芽は出ません(笑)
イチジクって木なのに
よくよく見ると竹のようになってるんです!
この2枚目の写真のように
今年出た枝の節が2つ目3つ目くらいなところで切れば
またその節のところから来年芽が出ます(笑)
しかし今年の新しい芽が残ってない
古い木の部分だけやと
また違う若い枝をこの方向に曲げてこなきゃ
もう芽が出ることはありません!
曲げるって何?
そうなんです!
イチジクの木って1年目はとにかく元の木を大きく育たさなきゃいけないので眼を1つだけ残して
他は摘み取っちゃいます!
そしてその眼を伸ばして1本の木にしちゃいます!
そして冬には2mくらいの木を30cmくらいな高さのところで切っちゃいます(笑)
何で?何で?
スルーしまーす(笑)
そして2年目にその短くなった木からまたいっぱい芽が出てきまーす!
ホンマに?!
はい!
そして良さげな向きや高さの芽を2つだけ残して
他は摘み取っちゃいます!(笑)
そして2年目は2本の枝をYの形に伸ばしまーす!
そして冬にはその木を
今度は切っちゃダメですよ!(^_^;)
ワラなどで木を包んで防寒対策して冬を越しまーす。
そして春にワラをどけて
根元にワラを置いといたら
草もおさえられるし
乾き過ぎず適度に保水も保てるし!ってのは( っ'ω')っ⌒◦オイトイテ
Yに伸ばした木をTの形に曲げていきまーす!
何で?何で?何で?
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こんな形に曲げることで
今度はこれに芽が出て
┻┻┻┻┻┻┻┻╋┻┻┻┻┻┻┻┻
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こんな感じに枝が出てくるんですね!
それをまた1本の木に20本くらいの枝に選抜するんですけど
そいつを全部2mくらいまで伸ばすと
1本の木から20本分の実を収穫できるようになりまーす★
スゴいでしょ?
でも木は生き物なので無理に長く伸ばすと
負担も大きいので、だいたい全長3m~4mくらいがベストかと思いまーす★
1年目は苗木植えて1本で伸ばす
2年目はYの形に伸ばす
3年目でTの形に曲げてやっと収穫できるようになりまーす★
でも鳥が実を狙って食べられちゃうと困るので
全体にネットを掛けるんですが
ビニールハウスに使うような鉄パイプで骨組みを組んで
その上からネットをかけるんですが
それらもやったことないし
どうやってするのかを
師匠たちの農園で見てきて
農協が業者から用意してくれた資材で組んでいくんですけど
ここだけの話し、
農協も下請け業者も
うちに納品したことド忘れしちゃったので
お金払ってませーん(笑)シ────ッ!!d(゚ε゚;)
そんなことしてるから
神様は見逃さないんでしょうね!
後々農協さんとの関係がギスギスしていくことになるなんて!(笑)
ってお話はまたそのうち(笑)
3年目から収穫できるようになりまして
木が若い方が大きな実がなるので
安定してくると1パックに6こくらいが標準なんですが
最初は3個とかで1パックできます!
それを3個4個5個6個7個以上くらいに箱分けしてたかな?
その仕分け作業もだいたいは収穫後に自分でするんですけど
集荷場ってのがありまして
スゴく良い部会長さんが1番高値で納品してる集荷場に紹介してくださったものなので
やっぱり同じ姫路イチジク部会でも
パック単価が下はクズ扱い〜上は300円くらいだったかな!
単純に10パック集荷場に持っていけば3千円にしてくれる集荷場に紹介していただけました!
でもそんなに世の中甘くない!
(イチジクは甘いですが)(笑)
やっぱり影の努力があるんです!
実をパックにサイズごとに入れたら
今度は1番バエル色の向きにコロコロするんです!
それで同じような色ごとにパックごとに1個ずつトレードしていって
1つのパックに同じような色で揃えるんです!
そしたら今度は箱の中で同じような色で揃うようにパックの向きとかをパズルのように入れ替えしたりして集荷場に持っていくんです!
そしたら名物の職人おばさんが
もうパック数は最初にノートに記録してくださってるので
他の農家さんのパックとかと見比べて
またまたパズルのように入れ替えしていって
なるべく箱の中のイチジクが同じ色で統一されてるように仕上げてくださって
あとは全部まとめて市場へ送ってくださってました!
そこでオイラは
どんなに美味しい物を作っても
見た目が悪かったら値段が安くなるシステムを覚えたのであります!( ✧Д✧) キラーン
出荷できるようになって3年目には集荷場で1番多くパック数を持っていけるように成長しましたが。。。
その年の冬に
観測史上最速の寒波とやらに襲われ
木が凍害し4年目はなくなりました。。。
ちょうどその頃には名物おばさんも
持病の足の痛さに耐え兼ねて
その集荷場がたたまれたとか聞いてたので
遅かれ早かれその頃にはイチジクは直売所への出荷しかなくなってたのではないか?と思うのです。。。
これもなんか運命感じるんですが
この3年間のことをオイラは
イチジクバブル.•*¨*•.¸¸♬
と言ってるんですが
今でもできることならイチジク復活させたいと願いながら
木を植え続けてるわけですが
やっぱり気候が変わってきたのか
全くうまくいかないもどかしさに
やるせない毎日を過ごしております(´Д`)ハァ…
あれ?
あれれ??
今日はイチジクで良い思いしたところから
ドン底へ突き落とされた部分を紹介しました!